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turbo717's Activity 

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恵那峡大橋

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旅の絵をもとに随想しています。

本日は岐阜県-中津川市-恵那峡大橋から旧蛭川村(2/13の合併で中津川市に編入になりました)、旧福岡町の湯之島温泉(通称-ろうそく温泉)への旅です。昨日の八百津町の上流30kmの地点です。


絵は奇岩・軍艦岩近傍にかかる恵那峡大橋です。対岸(蛭川)の山の中腹には、紅岩が眺望できます。
恵那峡大橋は、木曽川・恵那峡に架かる壮大な橋梁です。橋の中央には展望できる場所が用意されています。大正時代に架けられ昔の橋でも、日本一の高さを誇っていたように100mくらいの高度があり、下を航行する遊覧船が小さく見えるほどです。
絵の左側(西側)の下流に大井ダムができて、この恵那峡(15kmくらいの渓谷)が生まれましたが、この恵那峡大橋の場所は、大変水深が深い場所にあたり、峡谷を両側から奇岩が迫っています。

山の中腹の「紅岩」は、その名の通り、うす紅色をした大変特徴のある岩ですのです。JR中央線の車窓からも見ることができます。


この橋を渡ると蛭川、福岡などいろんな観光地に行けます。
なかでも天然記念物:ヒトツバタゴの自生地(5月中旬より先、真っ白な花を咲かせます)や、難病に効くといわれる全国一の濃度を誇るラジウム鉱泉:湯之島ろうそく温泉、石の展示館:博石棺、博石棺温泉などです。



ヒトツバタゴ
毎年5月の中旬から下旬にかけて、蛭川のあちらこちらで、まるで雪が降ったように真っ白に花を咲かせる木を見ることができます。これが「ヒトツバタゴ」です。別名「ナンジャモンジャ」(このなんじゃもんじゃ・・というのは全国で100箇所ほどあり、どこでも最初は何の木かわからなかった ということに由来しています)、英語名「Snow-flower-Fringe tree」といいます。 旧蛭川村では、この「ヒトツバタゴ」を村の木と指定(昭和48年5月25日制定)し、地域内の自生木の多くを、村の天然記念物として大切に保護しています。
日本では岐阜県の東濃地方と愛知県、長野県の一部、そして長崎県対馬の北端(この地域も有名で見事なヒトツバタゴを対馬まで見に行くツアーもあるほどです)にのみ自生しています。岐阜県東濃地方では、木曽川、土岐川(庄内川)筋に多く自生しています。天然記念物として指定され大切にされています。
 最近、近畿地方で泥炭化された20万年ほど前の木が発見されています。泥炭化された木が発見されたということは、当時ヒトツバタゴが繁茂していたことを意味します。このように、古い時代には広い範囲に分布していましたが、今では一部の限られた地域にだけ残っている生物を遺存種といい、ヒトツバタゴの自生地が地球の成り立ちや植物の分布をひも解く鍵であるといわれています。

蛭川地区では、今洞、 一之瀬、長瀞、 田原尻、棚田岩谷、棚田日陰、棚田岩久良などに自生、群生しています。



湯之島ラジウム温泉
住所 〒501-6122 中津川市高山2200-2 施設名:ローソク温泉 泉質:放射能泉 料金:¥1,000 日本で第1位のラジウム含有量を誇る温泉です(山梨県-増富ラジウム鉱泉も有名ですが)。温泉の敷地にある、湯之島1号源泉は世界でも第2位のものらしく、湯治客で賑わっています。「湯殿」では、浴槽が二つあります。ぬるめの2号源泉の湯(向かって左側の湯です)に浸かり、その後で熱い1号源泉(向かって右側の湯です)に入ると効果的ということです。15分間入り、1時間ほど座敷で休憩し、2回目を入ってまた休憩というような入り方が効果的ということです(:宿の主人で薬剤師でもある「林周次郎」さんの言から。林さんの父林 直助さん(名大医学部教授-ツツガムシ病原体発見者)は、大正13年この温泉ラジウムの研究、開発をされました。)
難病に効くということで、全国に知られています。休憩所など完備されていますので、人気があるようです。別館で地元の新鮮素材を活かした食事もとれます。
自然環境をいかし、温泉施設を俗化させないためということで、昭和58年までローソクの火を点していたのが、”ローソク温泉”の名称の由来です。

近くには、レンゲ畑なども近くにあり、里山を満喫できる散歩道があります。


博石館
ピラピッドの模型や、迷路があり、石の展示館です。中津川鉱物博物館と同様、近場で採れる石を展示しています。大理石を卵型に削ったものや、梟の石のお土産が人気です。ちかくに石加工工場を、温泉施設に転用した博石館石の湯-温泉・・・大理石の石の上に寝そべったりすることができる石づくめの温泉です。一度お試しあれ。
博石館ビール・・天然蜂蜜酵母自然麦酒で特産です。


大井ダム
1924(大正13)年には、市を東西に横断する木曽川の渓谷を塞き止め、我が国最初のダム式発電所大井ダム(関西電力のダムで、当時は電力の消費先が関西方面でした。爾来、関西電力は盛んに、この木曾川にダムを建設しています。) 電力王福沢桃介(福沢諭吉の娘婿:桃介の話題はこの木曽川一帯にあります。長野県南木曽町の桃介橋など。)によって建設されました。これによって誕生したのが恵那峡です。ダム湖とその両岸にそびえる奇岩は美しい景観を創り出し、年間150万人を超える観光客を魅了してやみません。

さて、明日こそ、壱岐島に行きたいが。




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